セリエAは退屈なリーグではない。今季はそれを証明するシーズンとなるだろうか。
セリエAのクオリティに不満を抱いているのは、サッカー界の暴れん坊として知られる元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノだ。カッサーノはセリエA以外のクラブに魅力を感じているようで、確かに近年は欧州の舞台でリーガ・エスパニョーラやプレミアリーグのクラブが元気だ。
選手のクオリティもそうだが、国内リーグの優勝争いもプレミアに比べてセリエAは迫力に欠ける。ユヴェントスの一強状態となっているため、最後までワクワクするリーグ戦はなかなか実現しない。
伊『Gazzetta dello Sport』によると、カッサーノはバルセロナとマンチェスター・シティのサッカーを見るのが好きだと語っており、セリエAで魅力を感じる選手は1人だけだという。
「イタリアのフットボールは退屈だよ。クオリティが低いからね。オレはバルセロナとマンチェスター・シティを好んで見ているんだ。イタリアで唯一関心があるのはインシーニェだけさ。今季のスクデットはインテルがユヴェントスとナポリの前に出て制するだろう。コンテの就任でギャップは縮まった」
カッサーノはこのようにコメントしているが、仮にインテルがセリエAを制覇すればユヴェントスの支配が終わることになる。セリエAの優勝争いを盛り上げる絶好のチャンスと言えよう。また昨夏ユヴェントスにクリスティアーノ・ロナウドが加わったことを機に、セリエAにもトッププレイヤーが再び集結している。今夏もユヴェントスにDFマタイス・デ・リフト、インテルにFWロメル・ルカクがやってきた。確実に面白くなってきているはずだが、セリエAのサッカーはカッサーノを見返すことができるだろうか。
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