今夏フランク・ランパードがチェルシーの指揮官に就任した時、一部では指揮官としての経験が浅すぎるのではないかとの意見があった。まだプレミア・チャンピオンシップ(イングランド2部)のダービー・カウンティを指揮した経験があるだけで、プレミアリーグでの指揮経験はなかったからだ。
ランパードの指名はややギャンブル要素もあったかもしれないが、かつてチェルシーやバルセロナでプレイしたボウデヴィン・ゼンデン氏はジョゼップ・グアルディオラと何が違うのかと疑問を投げかけている。
現在マンチェスター・シティを指揮するグアルディオラは世界的な名将と知られているが、伝説の始まりはバルセロナからだった。バルセロナは2008年に当時Bチームを指揮していたグアルディオラをトップチームの指揮官にすることを発表する。当時のグアルディオラも経験は不足していたが、バルセロナではタイトルを量産。一気に名将の仲間入りを果たした。
英『Daily Mirror』によると、ゼンデン氏は今回クラブOBとしてチェルシーの指揮を任されたランパードと何が違うのか分からないとコメントし、ランパードの成功を信じている。
「私はフランクがダービー・カウンティで非常に上手くやったことを知っているし、チェルシーへ向かうには良いタイミングだったよ。グアルディオラもバルセロナの指揮官に就任した時は若かった。何が違うのか理解できないね」
チェルシーの抜擢はヒットするのか。ランパードはクラブがFIFAから補強禁止処分を受けている難しいタイミングでのスタートとなったが、クラブのレジェンドとして失敗は許されない。
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