ここまでの姿勢を同僚も評価
日本代表DF冨安健洋が所属するボローニャは29日、親善試合でドイツのシャルケと対戦した。先制点を許す展開となったが、36分、44分と立て続けにゴールを奪い、前半のうちに逆転に成功したボローニャ。後半に入ると、59分に追加点を奪いリードを広げ、試合終了間際に1点返される場面もあったが、3-2でシャルケを相手に勝利を収めている。
今夏の移籍市場で、シント・トロイデンからボローニャへ移籍した冨安。この一戦でスタメンに名を連ねると、62分までプレイした。連携面などまだまだこれからな部分も多いが、自陣ゴール前で相手のシュートをスライディングして阻止しようとするなど、身体を張ったプレイも披露している。そんな冨安について、ACミラン時代にMF本田圭佑ともプレイしたことがあるボローニャの元イタリア代表MFアンドレア・ポーリが次のようなコメントを残した。伊『TUTTOmercatoWEB』が伝えている。
「守備陣について? 僕たちには新しい選手がたくさんいる。デンスビルとトミヤスは今、連携面を学んでいるところだが、良い試合をしたと思うよ。他のリーグからやってきて、すぐに結果を残すのは簡単なことではないからね。彼らは素晴らしいプロ意識を持っている」
新天地での活躍が期待される冨安だが、ここまでの姿勢に関して、チームメイトから評価を得られているようだ。守備大国イタリアで、さらなる成長を遂げることができるのか。新シーズンでは、是非とも目の肥えたイタリアのサッカーファンを魅了してもらいたいものだ。
○シャルケ戦のハイライト