今年1月にトッテナムから中国スーパーリーグの広州富力に移籍したベルギー代表MFムサ・デンベレ。中盤の支配者としてチームの中心に君臨し、プレミアリーグでも高い評価を得ていた31歳はなぜ欧州から遠く離れたアジアのリーグを新天地として選んだのか。これまでも何度かそれについて触れてきた同選手だが、改めて本人がその理由について語っている。
「僕が中国に到着したとき、その決断を笑った人もいた。だけど、僕のことをよく知っている人は、僕が自分の選択について後悔しない人間だと知っている。笑われたことは残念だけど、1秒たりとも後悔したことはない。もちろん、お金もここに来た理由の1つだよ。中国に来る選手は大金を稼ぐことができる。でも、それだけじゃないんだ。もしお金のためだけに中国のクラブへ移籍したのなら、ホテルに閉じこもってその経験を楽しめないだろうね。それは悪いことだ。お金を稼ぎつつ文化も楽しむ。これこそが良い経験なのさ」
「僕はトッテナムにいた頃、チームメイトに『数年の間に別の国に行きたい』と話していたんだ。中国からのオファーが来た時、それは大きな挑戦だしカルチャーショックを受けたいと思ったんだ。だから幸せだったよ。飛行機に12時間しか乗っていないのに(イングランドとは)別の世界が広がっているのは面白いね。ピッチも全然違うよ」
これまでこの移籍について、自身がブルース・リーのファンであることや食事がおいしそうなどの理由を明かしてきた31歳だが、それらをすべて含めて以前から中国行きに興味があったようだ。
中国での生活を満喫しているデンベレ。もしかすると、選手キャリアを終えた後も彼はアジアの地で余生を楽しむこととなるかもしれない。
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