まずは守備面が課題か
ユヴェントスは現地時間20日、インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)でトッテナムと対戦した。
30分に先制点を許して前半を1点ビハインドで折り返すも、56分にゴンサロ・イグアイン、60分にクリスティアーノ・ロナウドがゴールネットを揺らし、逆転に成功したユヴェントス。しかし、直後の65分に同点ゴールを奪われると、試合終了間際の後半アディショナルタイムにトッテナムのエースであるハリー・ケインに超ロングシュートを決められ、2-3で敗戦を喫した。
ユヴェントスでの初陣を白星で飾ることができなかったマウリツィオ・サッリ監督。試合後のインタビューに応じると「我々より日程が早いトッテナムとの対戦は、難しい試合だったよ。彼らは我々より速く、より爆発力もあった。ただ、彼らは2週間後にシーズンが始まる。だからこれは普通のことだと思う」と振り返った。伊『TUTTOSPORT』など複数のメディアが伝えている。
そして「我々は前で守る術を学ばなければならない。最初の30分間は後ろで守り過ぎてしまったね。それにたくさんボールを失い、ボールを取り返した後も遅かった。後半最初の20分間は素晴らしい時間だったが、全体的に見ても(失点の起点となった)中盤での3つのボールの奪われ方が良くなかったよ。まだトップコンディションではないことが影響していると思う」などと課題を明かしている。
黒星発信を喫することとなってしまったが、サッリのユヴェントスでの旅は始まったばかり。はたして、イタリア屈指の戦術家は同国の絶対王者をどんなチームに仕上げるのか。24日に行われるICCではインテルとのイタリア・ダービーが控えているが、今後の動向にも注目だ。