リヴァプールはお手上げ? クロップ「マンCはいまだにプレミアの本命」

プレミアにおいてマンCがいまだ本命だと語ったクロップ photo/Gettty Images

ライバルを称えつつも虎視眈々と優勝狙う

「たった1ポイント、されど1ポイント」。この言葉の重みを身をもって知ることとなった2018-19シーズンのリヴァプール。プレミアリーグ歴代3位となる勝ち点を積み上げながらも、マンチェスター・シティにわずか1ポイント差で振り切られ初優勝を逃した。とはいえ、絶頂期とも言えるマンCに肉薄した実力に疑いの余地はない。来季こそ栄冠をつかみ取れるはずだと、ファンの期待も高まっている。

しかし、ユルゲン・クロップ監督はいまだプレミアの覇権はマンCが握っていると考えているようだ。英『Daily Mirror』によると、指揮官は次のように語っている。

「我々が(来季も)マンCに近づけるのなら、それは素晴らしいことだ。彼らがいまだにプレミアの本命であることは明白だからね。2017-18シーズンに100ポイントを獲得した時、彼らが見せた決意と貪欲さは印象的だったよ。昨季、マンCはリヴァプールなしで98ポイントを獲得することは不可能だったと思うし、逆もまた然りだね。我々は苦戦を強いられることもあったけど、様々な局面で強さを見せ、常に多くのチャンスを創出した」
素直にマンCの健闘をたたえたクロップ監督。しかし、あきらめているわけではなさそうだ。同監督はチーム作りの難しさに触れるとともに、プレミアのタイトル奪取にむけて意気込んでいる。

「フットボールは自転車に乗るのとは違うんだ。チームワークは最初から存在するものじゃない。でも、それを改善したり発達させることを主な目標にしているよ。そして、常に我々が焦点を当てているのはリーグ戦だ。一番多くの試合をこなすからね。チャンピオンズリーグで優勝したことは関係ないよ。リーグ戦では何の役にも立たないんだ」

あくまでクロップ監督が目指すのはプレミア優勝。はたして来季、リヴァプールは頂点に立つことができるのか。昨季のマンCを見る限り、少しでも足踏みをすれば致命的。リーグ戦を全勝する気持ちで1試合1試合着実に勝ち点を積み上げたいところだ。

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