今もアフリカネーションズカップで奮闘中
チェルシーは多くの若手選手をレンタル移籍させていることで有名だが、ワールドカップに2度出場するようなタレントでも全くチャンスを与えてもらえないケースも存在する。
英『The Sun』が注目したのは、ナイジェリア代表DFケネス・オメルオだ。オメルオは現在25歳の選手だが、2012年という早い段階でチェルシーへ加入。そこからオランダのADOデン・ハーグやミドルズブラ、トルコのカシムパシャ、スペインのレガネスなど合計6度のレンタル移籍を繰り返してきた。
オメルオという名前を覚えていない人もいるかもしれないが、オメルオはナイジェリア代表として47キャップを記録している。2014ブラジルワールドカップ、2018ロシアワールドカップの両方にセンターバックの主力として出場し、リオネル・メッシ擁するアルゼンチン代表ともワールドカップで2度戦った経験があるのだ。そんな選手がチェルシーのトップチームで1試合も出場歴がないのは驚きだ。
オメルオは「チェルシーでプレイすることを考えるけど、クラブが費やす金額や加入してくる選手を見るとチェルシーで自分がプレイすることはないのではと受け入れるしかないんだ。今はクラブを離れる時だと思う。自分の居場所を見つける時だ。レンタルの冒険は素晴らしいものだったが、チェルシーとの冒険は今終わろうとしている」と語っている。
同メディアは、「メッシにタックルをしてもトップチームでプレイすることはなかった」と取り上げているが、改めてチェルシーの厳しさを痛感させられる。オメルオは現在開催されているアフリカネーションズカップにもナイジェリア代表の主力として出場しているのだが、チェルシーでプレイするには不十分だったのか。