21歳FWはチェルシーの救世主となれるのか 来季への思い語る

U-21イングランド代表にも選出されているエイブラハム(左) photo/Getty Images

「2019-20シーズンは最も重要な年」

今後2度の移籍市場における補強禁止処分がほぼ確実となっているチェルシー。クラブのレジェンドであるフランク・ランパード氏を新指揮官として招くとの噂もあるが、今季大車輪の活躍を見せたFWエデン・アザールを失った来季は苦戦を強いられることが予想される。しかし、希望がないわけではない。チェルシーは他クラブへ武者修行に出している若手選手を多数抱えている。チームに戻ってきた彼らがブレイクすればチーム力を維持したまま、一気に世代交代を図ることも可能だ。やりようによってはこのピンチをチャンスに変えることもできるだろう。

その若手選手の中でも、新エースとして期待されているのがFWタミー・エイブラハムだ。彼は今季、レンタル先のアストン・ヴィラで25得点を記録。2016-17シーズンには当時のレンタル先であるブリストル・シティで26ゴールをマークし、チャンピオンシップ(英2部)における10代の最多得点記録を更新した。うまくチームにフィットできれば、この21歳は化けるだろう。そんなアブラハムが来季に向けて、次のように語っている。

「2019-20シーズンは僕ら(若手選手)にとって最も重要な年だ。またとないチャンスだよ。若手選手にとって、こんな瞬間は二度と訪れないだろうね。もちろん、補強禁止処分はクラブが望んだものではない。でも、僕らにとってそれはエキサイティングな話さ。興奮しているし、他の選手もそうだと思うよ。若い選手には大きなチャンスがある。だから僕らは集中してトレーニングに参加しなければならないんだ。開幕まで時間がないからね」
「おそらく、うまくいけばチェルシーは変わる。クラブは素晴らしいアカデミーを持っているんだ。そして、アカデミー出身選手のさきがけとしてルベン・ロフタス・チークがいる。彼以外にも優秀なアカデミー出身選手いるね。僕はInstagramでチェルシーファンから何千件もの応援メッセージをもらっている。バックにサポーターがついていると思うと嬉しい限りだよ」

エイブラハムがこのように語ったことを英『Football London』が伝えている。このアカデミー出身選手は念願のトップチームでプレイするために準備万端のようだ。はたして、この若者はチェルシーの救世主となれるのだろうか。ファンも彼が輝く瞬間を心待ちにしている。

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