ザニオーロの悪夢再び? インテルがまたもヤングスター放出のピンチ

インテル期待の若手であるピナモンティ photo/Getty Imaegs

選択迫られる

かつて若き日のレオナルド・ボヌッチやアンドレア・ピルロ、フェリペ・コウチーニョらを放出し痛い目を見てきたインテル。彼らはのちにブレイクするヤングスターをあっさりと手放してしまうことで有名だ。今季は開幕前にラジャ・ナインゴランのトレード要員として放出したニコロ・ザニオーロが、ローマで移籍初年度からブレイクした。インテルにとっては、思い出したくない出来事だろう。

しかし、来季もその悪夢が繰り返されることとなるかもしれない。伊『calciomercato』によると、今夏のインテル加入が目前に迫っているエディン・ジェコの交換要員として、ローマが20歳のアンドレア・ピナモンティを要求しているという。

ピナモンティはイタリアの世代別代表に招集され続け、インテルのユースに所属していた頃より「天才」と評価されてきた期待の若手。今季はフロジノーネへレンタル移籍し、公式戦27試合で5ゴール3アシストを記録している。これからという時期だけに、過去と同じ過ちを繰り返すことだけは避けたいとインテルは思っているはず。
しかし、同クラブにはジェコをどうしても確保したい事情が。キャプテン剥奪騒動によってクラブとの関係が悪化したとされるマウロ・イカルディには、依然退団の噂が後を絶たないのだ。センターフォワードにはラウタロ・マルティネスもいるが、彼の独り立ちはもう少し時間がかかりそうな状況。経験のあるストライカーを欲するのは、当然の流れともいえる。

はたして、インテルはピナモンティの秘める可能性とジェコが持つ熟練の業、どちらを取るのか。ネラッズーリは選択を迫られている。

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