メルテンス、来季2人の“伝説”超えを狙う! 今夏ナポリ残留を希望 

ナポリで得点能力を開花させたメルテンス photo/Getty Images

ナポリで「歴史を残したい」

ナポリに所属するベルギー代表MFドリース・メルテンスは、来季もナポリでプレイすることを望んでいるようだ。

2013年夏にPSVからナポリへ移籍したメルテンス。加入初年度からリーグ戦33試合に出場して11ゴール8アシストを記録するなど、チームの主力として活躍した。その後もチームに欠かせない選手となっていたが、2016-17シーズンからセンターフォワードに抜擢されると、さらにストライカーとしての能力が開花。同シーズンはリーグ戦35試合に出場し、28ゴールを挙げる活躍を見せたのだ。

ナポリで不動の地位を築き上げたメルテンスだが、新たな才能を見出した恩師マウリツィオ・サッリが昨夏に退任し、新指揮官に名将カルロ・アンチェロッティが就任すると、状況が一変する。指揮官の交代で、システムがこれまで採用してきた[4-3-3]から[4-4-2]へ変更。今季はここまでリーグ戦33試合に出場しているものの、ベンチスタートや途中交代する機会が増えている。こういった状況もあり、以前からメルテンスに大きな関心を示していた中国勢や欧州の他のクラブが同選手を補強候補に挙げており、今夏の去就に注目が集まっている。中でも。中国行きに関しては以前メディアの前で「ポジティブな印象がある」と述べており、将来的な移籍に前向きの姿勢を見せてた。
メルテンスの発言もあり、中国移籍の噂が過熱していたが、まだ本人は欧州の第一線を離れる時期ではないと感じているのかもしれない。伊『Gazzetta dello Sport』のインタビューに応じた際、「僕はハムシクの(最多得点)記録を破るためにここに留まりたい。このクラブで歴史を残したいんだ」と述べている。

メルテンスは現在、ナポリで通算107ゴールをマークしており、クラブの英雄マラドーナ氏の115ゴール、最多得点者ハムシクの121ゴールまであとわずかとなっている。来季もナポリにとどまり、2人の偉大なレジェンドを超えることができるのか。

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