思うような結果残せず
昨夏ニューカッスルに移籍した日本代表FW武藤嘉紀は今の苦しい状況を変えられるだろうか。アジアカップに参加した影響もあるだろうが、今季は出場機会がなかなか与えられない苦しいシーズンとなってしまった。
ニューカッスルの専門サイト『The Mag』の評価も厳しい。同メディアは今年の3月でラファエル・ベニテス体制が3年目を迎えたことを受け、この3年間で獲得された選手を成功組と失敗組に分けている。
例えば成功組ではDFファビアン・シェア、フェデリコ・フェルナンデス、MFマット・リッチー、さらには今冬チームに加わったばかりのMFミゲル・アルミロンの名前まで入っている。
一方で失敗組にはFWクリスティアン・アツ、イスラム・スリマニ、MFジェイコブ・マーフィー、そして武藤の名前もここに入っている。ここまで1得点に留まっている現状を考えると、このように評価されても文句は言えないだろう。
しかも同サイトは、「ベニテス体制のニューカッスル最悪の補強は合わせて約2000万ポンドを費やしたマーフィーと武藤だ」とまで伝えており、ワースト補強候補にもなってしまっている。
武藤は大きな期待を背負ってドイツからやってきたが、プレミア1年目は苦しいものとなった。来季挽回するチャンスはあるはずだが、この評価をひっくり返せるか。