驚異のチャンスメイク能力
今ではドルトムントに欠かせないチャンスメイカーになっている19歳のイングランド代表MFジェイドン・サンチョは、27日のシャルケ戦で1アシストを記録し、今季ブンデスリーガでのアシスト数を17に伸ばした。10代の選手がブンデスリーガで17もアシストを記録しているのは見事というしかない。
英『Squawka』が興味深いデータを紹介しているが、イングランド人選手が欧州五大リーグでリーグ戦14アシスト以上を記録するのは2009-10シーズン以来のことになる。当時14アシストを記録してプレミアリーグ制覇に貢献したのが、元チェルシーMFフランク・ランパードだ。
ランパードはディディエ・ドログバら驚異の前線と巧みに連携し、チームとしてリーグ戦103得点を記録。当時のチェルシーも欧州トップレベルの得点力を誇る驚異のチームだった。そのランパードが記録したアシスト数をサンチョは超えたのだ。
残念ながら27日のシャルケ戦は2-4で落としてしまい、ドルトムントはブンデスリーガの優勝争いから一歩後退した。まだ首位バイエルンとの勝ち点差は僅か2点だが、厳しい状況に追い込まれたのは間違いない。
ドルトムントは残り試合を全勝する以外にないが、攻撃のカギを握るのはサンチョだ。EURO2020制覇を目指すイングランド代表でもサンチョは重要な存在となるはずで、今では欧州屈指のチャンスメイカーへ急成長している。