右足一閃の先制弾
現地時間18日、ヨーロッパリーグ準々決勝2ndレグが行われナポリとアーセナルが対戦した。この試合、FWアレクサンドル・ラカゼットの鮮やかなフリーキックによって得た1点を守り切りアーセナルが1-0で勝利、2戦合計3-0と完勝でベスト4進出を決めた。
この試合で約30mの距離があるにもかかわらず、ゴール右に吸い込まれたラカゼットのフリーキックが素晴らしいものであったことは間違いない。しかし、伊『calciomercato』はこのゴールが来季からは得点として認められないだろうと主張している。
注目すべきはフリーキックをブロックするために形成されていた壁だ。ラカゼットがシュートモーションに入った瞬間、壁に組み込まれていたアーセナルのDFソクラティス・パパスタソプーロスとFWピエール・エメリク・オバメヤンがナポリの選手に体を預けてシュートコースを開けるシーンがあった。先日、IFAB(国際サッカー評議会)は来季からフリーキックの壁に攻撃側の選手を組み込むことができなくなることを発表。同メディアはこの改正後のルールが適用されれば、2人にはイエローカードが提示され、ナポリに間接フリーキックが与えられるとしている。
しかし、これはまだ適用されていないルールだ。来季からはやり方を変える必要があるが、ラカゼットの得点を援護するために2人が行ったサポートは影のファインプレイといえるだろう。
ルール変更後は壁を崩す手段がなくなり直接フリーキックの難易度が非常に上がることが予想されるが、名手たちはいったいこれをどのように攻略するのか楽しみだ。