ミラン、かつての堅守はどこへやら…… 1946年以降初の不名誉な記録とは

スコアをひっくり返され、ピンチに立たされたミランだが、なんとか逆転勝利を収めた photo/Getty Images

今季未だにクリーンシートなし

イタリアの代名詞とも言える「カテナチオ」や、名将アリゴ・サッキが持ち込んだ「ゾーンプレス」など、ACミランはかつて自慢の堅守を武器に欧州を席巻した。ただ、現在はその姿が失われつつあり、それが数字にも表れている。

28日に行われたセリエA第10節で、好調なサンプドリアをホームへ迎え入れたミラン。前半だけで4ゴールが生まれたシーソーゲームを3-2で制し、今季4勝目を挙げたが、ここまで守備の脆さが露呈している。リーグ戦9試合消化した時点で、未だクリーンシートなし。昨季から合わせると、リーグ戦では15試合連続で失点せずに戦い終えることができていない。データサイト『opta』によると、同クラブにとってこの不名誉な記録は、1946年以降では初めてだという。

セリエAは順位を決める上で、得失点差よりも当該チーム間の結果が優遇されるため、プレミアリーグやブンデスリーガほど失点数は大きな影響を及ぼさないかもしれないが、運命を大きく左右する可能性もある。ミランは今季こそ目標とするチャンピオンズリーグ出場権獲得を成し遂げるために、守備面の改善は今後の課題となりそうだ。

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