世界に数多く存在するスタジアムの中で、最も魅力的なスタジアムはどれだろうか。収容人数、スタジアムの奇抜なデザイン、サポーターの異様な雰囲気など、スタジアムにはそれぞれ個性がある。
好みは分かれるところだろうが、今回スペイン『MARCA』がスタジアムのベストランキングをユーザー投票で決めている。同メディアがリストアップした中から選ぶ形式となっているのだが、1位に選ばれたのはどのスタジアムなのか。
15位:サンシーロ(ミラン、インテル)
14位:オールド・トラフォード(マンチェスター・ユナイテッド)
13位:アリアンツ・アレーナ(バイエルン)
12位:ウェンブリー・スタジアム(イングランド)
11位:アンフィールド(リヴァプール)
まず15位から11位だが、少し驚いた人もいるのではないか。サッカーの聖地と言われるウェンブリーや、独特な雰囲気に包まれるリヴァプールの本拠地アンフィールドがトップ10に入っていないのだ。どのスタジアムもサッカー界を代表する有名なものだが、このランキングはなかなか熾烈だ。
10位:ジグナル・イドゥナ・パルク(ドルトムント)
9位:サン・マメス(アスレティック・ビルバオ)
8位:スタッド・ヴェロドローム(マルセイユ)
7位:ワンダ・メトロポリターノ(アトレティコ・マドリード)
6位:カンプ・ノウ(バルセロナ)
日本人選手が所属するクラブのホームスタジアムも入ってきた。香川真司の所属するドルトムントはホームサポーターが常に異様な空気を醸し出しており、その熱さが香川を虜にしてきた理由だ。
酒井宏樹の所属するマルセイユのヴェロドロームも、非常に独特な屋根の形をしており、世界トップクラスの造形美を誇ると話題だ。収容人数も6万人超えと申し分ない。
ビルバオのサン・マメスは2013年に、アトレティコのワンダ・メトロポリターノは2017-18シーズンからアトレティコが使用している新しいスタジアムで、この2つが入っているのも特徴的だ。
5位:サンティアゴ・ベルナベウ(レアル・マドリード)
4位:アザディ・スタジアム(イラン)
3位:トルコ・テレコム・アリーナ(ガラタサライ)
2位:ラ・ボンボネーラ(ボカ・ジュニアーズ)
1位:アリアンツ・パルケ(パルメイラス)
4位に入ったイランのアザディ・スタジアムは8万人が収容可能とされており、しかも観客が全員男性なのだから恐ろしい。日本代表が戦う場合は完全アウェイとなり、アジア独特の雰囲気が漂う。
3位には長友佑都が所属するガラタサライの本拠地が入っている。長友もサポーターの熱狂ぶりに驚いていたが、サッカー界で「最もうるさいスタジアム」とも言われている。それほど歓声が凄いのだ。
1位に選ばれたアリアンツ・パルケは2014年にオープンした比較的新しいスタジアムで、ブラジル国内ではトップレベルの集客率を誇っている。ブラジルには有名なマラカナン・スタジアムもあるが、ここアリアンツ・パルケでブラジル代表のワールドカップ南米予選をおこなったこともある。