“世界最高の守備的MF”が新たな進化 サッリの下で変わってきたデータとは

チェルシーのカンテ photo/Getty Images

ただボールを狩り取るだけじゃない

これまでレスター・シティ、チェルシーで守備的MFとして大車輪の活躍を見せていたMFエンゴロ・カンテは、今季から指揮官に就任したマウリツィオ・サッリの影響でプレイスタイルが変化しようとしている。

サッリはナポリからジョルジーニョを引き抜いており、今後もジョルジーニョが中盤の底から攻撃を組み立てていくことになるだろう。それによってカンテのポジションはやや高くなり、開幕節のハダースフィールドタウン戦、第2節のアーセナル戦でもカンテが勢いよく攻撃参加するシーンが目立っていた。英『Squawka』はカンテがナポリでいうMFアランのような役割をこなすと伝えており、今季はより攻撃面でも存在感を放つことが求められている。

その傾向はデータにも表れており、カンテは3-2で勝利したアーセナル戦において3本のシュートを放っている。昨季カンテの1試合平均シュート数は0.75本となっているため、明らかにシュート意識は増している。また相手ペナルティエリア内でボールを触った回数は5回あり、チャンスメイクは4回あった。昨季ペナルティエリア内でボールに触った回数は1試合平均0.57回、チャンスメイク数は1.23回となっており、こちらも大きく増えている。
ボールを狩るだけでなく、攻撃面でも存在感を放てるようになればカンテはますます手がつけられないMFとなるだろう。超攻撃的なサッリの下で、世界最高クラスと言われる守備的MFがさらに進化しようとしている。

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