マイナス勝ち点スタートをなんとか回避! セリエA復帰のパルマ、八百長の処分軽減

2018-19シーズンからセリエA復帰を果たしたパルマ photo/Getty Images

減点処分から罰金処分に

イタリアサッカー連盟(FIGC)は9日、セリエAに昇格を果たしたパルマへ下していた2018-19シーズンの勝ち点減点の処分を撤回すると発表した。

クラブの経営破産、セリエDからの再スタートなど幾多の困難を乗り越え、パルマは5シーズンぶりにセリエA復帰を果たした。しかし、昨季のセリエB最終節(フロジノーネ戦)でFWエマヌエレ・カライオが、対戦相手にいる元チームメイトに対して、忖度を求めるテキストメッセージを送っていたことが試合後に発覚。この行為が八百長に当たるとして、FIGCが調査に乗り出し、パルマには勝ち点「-5」、カライオには2年間の出場停止と罰金2万ユーロ(約254万円)の処分を下していた。

だが、この処分に納得できないクラブと選手側は、すぐさま不服申立を行った。すると、パルマの減点処分は取り消され、2万ユーロの罰金処分に。カライオの出場停止期間も2018年末まで大幅に短縮された。代わりにカライオの罰金は3万ユーロ(約381万円)に増額されている。
不服申立により、処分が軽減されたパルマ。勝ち点のマイナススタートをなんとか回避し、無事セリエAの開幕を迎えられそうだ。同クラブは19日に行われる開幕節で、ウディネーゼと対戦する予定となっている。

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