新生イタリア代表、ついに出陣へ マンチーニ監督が初陣で求めていることとは……

イタリア代表の未来を託されたマンチーニ監督 photo/Getty Images

「伸び伸びとプレイすること」と「楽しむこと」

新生イタリア代表は28日、国際親善試合でロシア・ワールドカップに出場するサウジアラビア代表と対戦する。イタリア代表の新指揮官に就任したロベルト・マンチーニ監督が前日会見に出席し、初陣への意気込みなどを語っている。

代表を初めて率いることとなったマンチーニ監督は、まず自身の心境について「(クラブとは)異なるね。独特の雰囲気だよ。選手やコーチ、全員が最高。私に先立つ全ての技術者の考えが偉大な誇りだ」とコメント。伊『Gazzetta dello Sport』など、複数の伊メディアが伝えた。

そして、チームの現状について「順調だ。シーズンの疲労があるにもかかわらず、選手たちはよく働いてくれている。我々は楽しめているよ」と明かした上で「素晴らしいスタートを切ることが重要になってくるんじゃないかな。ただ、勝利を意味しているのではない。最も重要なのは、選手たちが伸び伸びとプレイするということ。ミスを犯してしまったとしても、楽しめているかということが大事になってくる」と述べている。
さらに「彼らは半年間も一緒にプレイしなくても、素晴らしいプレイが披露できるだろう。技術的に優れた選手が揃っているからね」とチームの再建に自信を見せつつ、代表復帰を果たした愛弟子マリオ・バロテッリについて「彼は代表に呼ばれていなかったが、良い選手だ。他の監督が就任していたとしても、招集されていただろうね。彼は良いプレイをし、自分自身の決意を固めれば、何も問題ないだろう」と話した。

マンチーニ監督とともに、新たな1歩を踏み出すイタリア代表。W杯出場を逃した屈辱をバネに、さらなる成長や飛躍を遂げることができるのか。初陣の戦い方にも注目が集まる。


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