「0で抑えたから良しとするのではない」
サンフレッチェ広島は6日、明治安田生命J1リーグ第13節でヴィッセル神戸をホームへ迎え入れた。試合は、前後半に1点ずつを奪った広島が、2-0で神戸を撃破。第10節(FC東京戦)の今季リーグ戦初黒星を引きずらず、見事3連勝を飾り首位をキープしている。
試合後、インタビューに応じた広島の城福浩監督は「悪天候の中、1万1000人を超えるサポーターの方にお越しいただき、熱い声援で後押しをいただいただけに、ともに喜び合うことができてよかった」とコメント。クラブの公式サイトが伝えた。
そして、神戸戦を「今日の試合は、いいところも悪いところもあった。まず走りきれたところはよかったと思う。最後に追加点を取ることでき、こういった展開で試合を閉められたことは自信になる。練習でやってきたことを出せたのはよかったが、危ないシーンが2、3あった。そこはしっかりと検証しなければいけない。より強いチームになっていくために次につなげていくことが、今の勝点となっている。0で抑えたから良しとするのではなく、課題と向き合いたい。試合展開としては、思い描いた通り。ダメ押しをとれたことはよかった」と振り返っている。
今後については「まだ13節を終え、シーズンの3分の1を超えたくらいで、これから先の方が長い。ここまで選手たちは一丸となって戦い、試合に出場しているしていないは関係なく、素晴らしいトレーニングをし、それを結果で出せている。ただ、まだ何も約束されてはいないし、今後の保証もない。やれることをすべてやって、34節を迎えたい」と語った。