“ロッベン&リベリ時代”に幕か 独メディア「今季が現世代で狙える最後のCLだった」

バイエルンを支えてきたリベリ photo/Getty Images

来季からは茨の道が待っている?

バイエルンにとって特別な存在でもある名将ユップ・ハインケスの下でも、今季のチャンピオンズリーグ制覇は実現しなかった。来季からは現在フランクフルトを指揮する青年監督ニコ・コバチの下で再出発することになるが、独『DW』は不安要素の方が多いと嘆いている。

まだニコ・コバチが誰をチームの中心に据えていくのか分からないが、同メディアは今季が現世代で獲得できる最後のチャンピオンズリーグと捉えていたようだ。現世代とは、長きにわたってチームを支えてきたアリエン・ロッベン、フランク・リベリ、ロベルト・レヴァンドフスキらのことだ。ロッベンは34歳、リベリは35歳となり、退団する可能性も出ている。さらにレヴァンドフスキにも移籍説があり、チームはそろそろ本格的な世代交代に入らなければならない。

特にロッベン、リベリに代わるサイドアタッカーは絶対に必要だが、同メディアは若いキングスレイ・コマンやホッフェンハイムにレンタル移籍しているセルジュ・ニャブリの能力をあまり信頼していない。少なくとも全盛期のロッベンとリベリには程遠いとの見方だ。今のところ目立った後継者はいないと考えるべきだろう。
また来季からはシャルケのMFレオン・ゴレツカも加入することになっており、若い攻撃陣に切り替えていくことは可能だ。しかし、彼らがすぐチャンピオンズリーグの大舞台でも機能するかは未知数で、コバチは想像以上に難しい仕事に直面するかもしれない。現世代で狙える最後のチャンピオンズリーグだからこそ、何とか準決勝でレアル・マドリードを撃破して決勝へ駒を進めたいところだった。仮に来季から次の世代へバトンを渡すのならば、その世代はいつチャンピオンズリーグを制覇できるのか。サポーターとしては少々重い話題かもしれない。

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