世界を代表するレフティーモンスターに憧れ
すでにレアル・マドリード入りが内定し、現在はブラジルのフラメンゴでプレイする17歳のブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオールには憧れている選手がいる。ヴィニシウスの世代だと、現在セレソンのエースであるパリ・サンジェルマンFWネイマールを参考にしている選手も多いだろう。しかし、ヴィニシウスにとっての最大のアイドルはフラメンゴのレジェンドでもある怪物FWアドリアーノなのだ。
アドリアーノはピッチ外での行動でも注目を集めてしまうトラブルメイカーではあったものの、フラメンゴで頭角を現した選手だ。フラメンゴのユースで着実に力をつけ、その能力にインテルが注目。セリエAと世界を代表する名門で怪物ぶりを発揮したことで一躍ワールドクラスのストライカーと評価されることとなった。その後2009年にフラメンゴに戻り、そこでも得点を量産してチームをタイトルに導くなどクラブにとって特別な存在だ。
スペイン『as』によると、ヴィニシウスもフラメンゴの英雄を尊敬しているようで、アドリアーノが築いたキャリアに少しでも近づきたいと考えている。また、移籍が内定しているレアルを指揮するジネディーヌ・ジダンや、チームメイトと連絡を取り合っているのかとの問いにも答えている。
「僕は今でもアドリアーノのファンだ。彼はフラメンゴで素晴らしいプレイをしていた。彼がやったことの50%でもできれば、僕はハッピーだね。ジダンと連絡?まだ話していないよ。僕はマルセロ、カゼミロ、ダニーロとは連絡を取っている。良いプレイをすればマルセロがメッセージをくれるんだ。彼らとはよく連絡しているよ。クリスティアーノ・ロナウドから連絡?まださ。待っているよ!」
ヴィニシウスがレアルに合流する時、マルセロらブラジル人選手がいると心強いだろう。まだレアルのサポーターの中にもヴィニシウスの実力がはっきり分かっていないという者も多いはずだが、まずはフラメンゴでアドリアーノ級のプレイを見せて怪物との評価を確立したいところだ。