先日バルセロナとの契約を延長したFWルイス・スアレスは、クラブ史上最高のストライカーなのだろうか。加入初年度から点取り屋としてチームに貢献し、リオネル・メッシ、ネイマールとMSNと呼ばれるトリオを形成。昨季はリーグ戦40得点を記録して得点王に輝いている。ここまでは非の打ち所がない素晴らしい成績だ。
過去にバルサで活躍したストライカーと比較しても、スアレスの得点力は抜きん出ている。スペイン『MARCA』はバルサでプレイしたストライカーの歴代成績と比較しているが、ここまでスアレスは116試合に出場して96得点を記録している。
これを過去のストライカーと比較すると、ロナウジーニョらと活躍したサミュエル・エトーは199試合で130得点、ティエリ・アンリは121試合で49得点、パトリック・クライファートが257試合で122得点と、いずれもスアレスほどの得点ペースではない。メッシをストライカーと計算しないのであれば、スアレスはバルサ史上最も優れた9番と表現してもいいはずだ。
昨季に比べると今季はやや元気がないものの、それでもスアレスの得点力は異常なレベルにある。近年のバルサにはストライカーらしい選手がいないとも言われてきたが、スアレスこそ最高の答えだろう。