X・シモンズ、シェシュコらは巻き返せるか 高額移籍金で加入も、プレミアリーグで期待に応えられていない新戦力たち
リヴァプールに加わったケルケズも苦戦気味だ photo/Getty Images
移籍金が高額なだけに期待は大きいが
まだ今季は前半戦の段階であり、現段階で今夏の新戦力選手をジャッジするには早すぎるかもしれない。しかし、新天地で怪しい状況にある選手が数名いるのも事実だ。英『Football365』は、このまま新天地で活躍できないまま終わってしまうのではないかと思える選手を数名リストアップしている。
1.シャビ・シモンズ(トッテナム/FW)
CLでは1アシストを記録したものの、まだまだ疑問の方が多い。シモンズは今夏にライプツィヒから加わったアタッカーだが、ブンデスリーガからやってきた選手がプレミア特有のフィジカルバトルやテンポに苦戦するというケースは過去に何度もあった。今のところシモンズもそのルートに入りつつあり、同メディアもプレミアのレベルにふさわしいか疑問があると伝えている。
2.ベンヤミン・シェシュコ(マンチェスター・ユナイテッド/FW)
ライプツィヒからプレミアへやってきたのはシモンズだけではない。スロベニアの大型FWシェシュコはマンUへ加わったが、ポテンシャルをフルに発揮できているとは言い難い。プレミアでは2ゴールを決めているが、マンUのエースとなるにはプレミアで15ゴールほどは期待したいところ。
マンUは獲得に約7000万ポンドを投じているが、まだそれに見合う活躍ではない。
3.ミロシュ・ケルケズ(リヴァプール/DF)
ボーンマスでアピールし、今夏にリヴァプールへ加入したケルケズ。長く左サイドバックを務めてきたアンドリュー・ロバートソンの後継者になることが期待されているが、攻撃面はまだまだ物足りない。守備面でも1対1の対応に怪しいところがあり、センターバックとの相性も完成していない。期待通りの働きとは言えないだろう。
4.ジェイミー・バイノー・ギッテンス(チェルシー/FW)
21歳のギッテンスに関しては将来性に期待をかけての補強とも言えるが、チェルシーの前線にはライバルが多い。ギッテンスは先発を確保できていない状況で、プレミアリーグでのプレイタイムは243分間に留まる。
EFL杯・4回戦のウォルバーハンプトン戦では1ゴール2アシストを記録したが、このまま先発を掴めずに今季が終わってしまうなんてこともありそうだ。チェルシーの補強プランにも問題はあるかもしれないが、ドルトムントで爪痕を残してきたギッテンスはチェルシーでもウイング1番手になれるだろうか。
同メディアはマンチェスター・シティに加わったGKジェイムズ・トラフォードの名前も挙げているが、マンCにはジャンルイジ・ドンナルンマが加わっている。トラフォードが悪いわけではないが、現状マンCで出番を掴んでいくのは困難だろう。
そして同メディアは、このリストにレヴァークーゼンからリヴァプールに加わったMFフロリアン・ヴィルツのことは含めていない。今夏の新戦力では1、2を争う注目選手だが、ここまで期待には応えていない。それでもリヴァプールで活躍できる未来が見えているのか、ヴィルツはリスト外となっている。