プスカシュ賞に並ぶ“年間最優秀アシスト賞”があってもいい メッシ、マフレズら2025年に生まれた超絶アシストBEST10

メッシのチャンスメイク力は健在 photo/Getty Images

美しすぎるアシストの数々

1年で最高のゴールに贈られる『プスカシュ賞』。これも素晴らしいタイトルだが、最高の『アシスト』に贈られる賞があってもいいかもしれない。

今回『Planet Football』は2025年に生まれたベストアシスト集を独自にリストアップ。かつての名手から、『グティ賞』と名付けている。

1.イェレマイ・エルナンデス(デポルティーボ/MF)

現在スペイン2部で戦っているデポルティーボにて、エルナンデスはウイングに入る選手だ。爆発的なスピードが武器で、今年のレアル・サラゴサ戦では右サイドをぶっちぎってからのアシストを記録。最後のアシストがヒールパスになっているのもオシャレだ。



2.ブルーノ・サントス・デ・オリヴェイラ(ヴォルタ・レドンダ/FW)

今はすでにヴォルタを離れているが、今年1月のフルミネンセ戦で衝撃のアシストを決めたのがSC相模原にも在籍していたブルーノ・サントスだ。これはバイシクルシュートを決めたルイス・カルロス・パウリーニョの方に話題が集中し、SNSでもプスカシュ賞候補と話題を呼んだ。

しかしバイシクルでアシストしたブルーノのプレイも称賛されるべきで、同メディアは今回ブルーノの方にスポットを当てている。



3.ランダル・コロ・ムアニ(トッテナム/FW)

現在はトッテナムに在籍しているコロ・ムアニだが、ユヴェントスでプレイしていた際にインテル戦で見事なルーレットからのアシストを決めている。美しいというよりは泥臭いプレイと言えそうだが、ペナルティエリアでルーレットを仕掛けるアイディアは見事だ。



4.エヴァンゲロス・パヴリディス(ベンフィカ/FW)

クロスを出しそうで出さない。パヴリディスの独特なリズムのドリブルに相手DFはなかなか足を出せず、ペナルティエリアへの侵入を許してしまった。ポルトガルの名門ベンフィカでプレイするパヴリディスは、今年5月のスポルティングCP戦で左サイドから切れ込んでのアシストを記録していて、ペナルティエリア深くまで切り込んだドリブルは圧巻だ。



5.アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン/DF)

今夏行われたクラブワールドカップより、PSGの快速SBハキミがバイエルン相手に決めたアシストだ。右サイドでのボールキープからバイエルンDF陣を巧みに翻弄し、最後はウスマン・デンベレに優しいパス。この攻撃力こそハキミの魅力だ。



6.リオネル・メッシ(インテル・マイアミ/FW)

アメリカへ渡ってもメッシのアシストは冴え渡っている。前線ではバルセロナでも一緒にプレイしたルイス・スアレスとの阿吽の呼吸があり、今年8月のロサンゼルス・ギャラクシー戦では味方の縦パスをメッシが右足でフリックし、それに抜け出したスアレスがゴールを決めている。

メッシが右足でトリッキーなアシストを決めるのは珍しく、それにしっかりと反応しているスアレスもさすがだ。



7.リヤド・マフレズ(アルジェリア代表/FW)

現在はサウジアラビアのアル・アハリでプレイするマフレズだが、今回はアルジェリア代表でプレイしている時のプレイから選出だ。

2026ワールドカップ・アフリカ予選のモザンビーク戦にて、マフレズお得意の左アウトサイドでのトラップから中へ切れ込み、味方へスルーパスを通してゴールをお膳立てしている。マフレズのパターンが決まった一撃で、34歳になった今もキレは失われていない。


サッカーu/bibwow
による、モザンビーク戦でのリアド・マフレズのアシストの別アングル


8.ティアゴ・トマス(シュツットガルト/FW)

8月に行われたDFBポカール・1回戦のブラウンシュバイク戦より、トマスが決めたアシストだ。正確には相手のオウンゴールと記録されているが、今回同メディアはトマスのアシストとして認めている。右サイドを突破したテクニックが見事で、相手DFはトマスの動きに全くついていくことが出来なかった。



9.ニック・ポープ(ニューカッスル/GK)

アシストは『足』だけではない。今季のCL・ベンフィカ戦にて、ニューカッスルGKポープが見せたロングスローも候補に選ばれた。前線へ走るハーヴェイ・バーンズへロングスローが通り、バーンズはそのままゴールへ流し込んでいる。GKのアシストというだけでもレアだが、ロングスローからのアシストはかなり珍しいと言える。



10.サヴィーニョ(マンチェスター・シティ/MF)

サイドを崩し、前線に構えるアーリング・ハーランドへクロスボールを供給するパターンは今のマンチェスター・シティお得意のものだが、その中でも圧巻のクロス精度を見せたのがサヴィーニョだ。ウェストハム戦でサヴィーニョは左サイドを切り崩すと、ファーサイドへ流れたハーランドへ見事なクロス。ハーランドは頭で押し込むだけで、これはかなり難易度の高いクロスだ。




アシストにスポットを当てるのは少々珍しいかもしれないが、最もインパクトあるアシストはどれだろうか。

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