ドルトムント戦では圧巻の2発
CLリーグフェーズ第4節マンチェスター・シティ対ドルトムントの一戦が行われ、4-1でホームチームが勝利を手にした。シティはこれでリーグフェーズ4試合無敗となり、勝ち点10を稼いで4位につけている。
そんなドルトムント戦で素晴らしいパフォーマンスを披露したのが、フィル・フォーデンだ。
22分、タイアニ・ラインデルスからパスを受けて素早く反転。アーリング・ハーランドが裏に抜け出していたこともあり、前方にスペースができるとペナルティアーク付近から左足を振りぬく。コントロールされたシュートはゴール左に吸い込まれ、シティが先制に成功する。
この日のフォーデンはこれで止まらず、57分に再びゴール。ラインデルスからパスを受けペナルティアーク付近から再び左足一閃。ボックス外からの強烈なシュートを沈め、チームの勝利に貢献している。
『Opta』によると、23-24シーズンの開幕以降、すべての公式戦でフォーデンは10回のミドルシュートを決めており、これはどの選手よりも多い数字だという。
『Sky Sports』ではドルトムント戦後にペップ・グアルディオラ監督がフォーデンのパフォーマンスに言及。以前の状態に戻ったと調子の良さに触れている。
「アーリング以外の選手が得点を決めたことが嬉しい。フィルが戻ってきた。フィルがこんなゴールを決めるのをこれまで何度も見てきた。昨季は本当に彼が恋しかった」
「彼はこういったゴールを決める自信があるんだ。強くシュートする必要はなく、ポストの近くにボールを置くだけ、まるでゴールネットへのパスのようだ」
3冠の翌シーズンである23-24シーズンではプレミアで19ゴールを挙げ、リーグMVPに選ばれたフォーデン。しかし、そこからは燃え尽き症候群に悩まされ、コンディションを落としていたが、今季は徐々に調子を取り戻しており、このドルトムント戦ではフォーデンらしいミドルシュートから2ゴールを決めている。
そんなフォーデンだが、注目は11月の代表ウィークでの復帰についてだろう。ここ最近はトーマス・トゥヘル監督のチームに招集されていないが、この調子であれば復帰する可能性も十分に考えられる。
イングランド代表は7日に11月の代表ウィークを戦う選手を発表する予定だ。