オシムヘン、ルックマン、ボニフェイスらがいるのにナイジェリア代表はなぜ勝てぬ 代表OBが思う長年の課題「個人でサッカーをしている」

ナイジェリア代表は2026W杯アフリカ予選で苦戦中 photo/Getty Images

組織力は長年の課題だ

前線を中心にタレントは揃っているのだが、ナイジェリア代表は2026ワールドカップ・アフリカ予選で大苦戦している。今月はルワンダ戦こそ勝利したものの、グループC首位の南アフリカ代表とは1-1で引き分けてしまった。

現在ナイジェリアは勝ち点11でグループ3位に沈んでおり、首位の南アフリカとは6ポイント差がついている。残りは2試合で、ナイジェリアのW杯出場はかなり怪しくなってきている。

前線ではヴィクター・オシムヘン、アデモラ・ルックマン、ヴィクター・ボニフェイスら欧州トップリーグで活躍する選手が揃うが、思うように得点数が増えない。今月の2試合でも1点ずつしか奪えなかった。

この現状について、元ナイジェリア代表FWヤクブ・アイェグベニ氏はチャンスメイクの部分に問題があると指摘。自身もナイジェリア代表で通算58戦21ゴールと結果を出してきた実力あるアタッカーだったが、今のナイジェリア代表でゴールを決めるのは難しいと語る。

「チームを見てみると、中盤では守備的MFが多すぎて攻撃的MFが少ない。もしこのチームでプレイしたら、ゴールを決めるのに苦労しただろうね。オシムヘンのプレイを見ても、彼は個人で頑張らなければならなかった。我々はチームとしてプレイするのではなく、個人でサッカーをしているよ」(『Oliseh Podcast』より)。

アフリカのチームの中にはタレントが揃いながら、組織力に課題を抱えるチームが過去にもあった。ナイジェリアもその問題に悩まされているのか、タレント力の割にゴールが思うように奪えないモヤモヤとした戦いが続いている。



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