ローマで“Newレテギ”となれるか ガスペリーニの指導で期待されるドフビクの覚醒「ガスペリーニ以上に優れた指揮官は望めない」

ローマでプレイするドフビク photo/Getty Images

ガスペリーニは多くのFWを育ててきた

昨夏にジローナからローマへ移籍し、セリエA1年目から12ゴール2アシストの成績を残したFWアルテム・ドフビク。移籍1年目で二桁得点は十分な成績であり、特に昨季のローマが監督交代などで揺れたことを考えれば、ドフビクに文句はつけられないか。

しかし、ドフビクはジローナでプレイしていた2023-24シーズンにラ・リーガで24ゴールを挙げて得点王に輝いているストライカーだ。ローマでは得点数が単純に半分に減ったことになり、新シーズンはもう少し数字を上げてほしいところか。

伊『Gazzetta dello Sport』が期待しているのは、今夏にアタランタを離れてローマの指揮官に就任したジャン・ピエロ・ガスペリーニの手腕だ。

ガスペリーニはアタランタで何人ものセンターフォワードを覚醒させてきた実績があり、昨季はFWマテオ・レテギが25ゴールを挙げてセリエA得点王に輝いている。同メディアはガスペリーニがドフビクを新たなレテギへ出来るかと注目しているのだ。

「ピッチ内のことに限れば、ドフビクの才能を引き出すうえでガスペリーニ以上に優れた指揮官は望めないだろう。アタランタ時代の実績として、ガスペリーニの下でFW陣が常に最高のパフォーマンスを発揮してきたことは否定できない。それは選手個々の能力を引き出す攻撃的なシステムのおかげによるものだ。アタランタでの長い実績を考えれば、それは運や偶然によるものではないことが分かる」

ドフビクがリーグ戦で20ゴールを狙えるようになれば、ローマにとっては大きな得点源になる。ガスペリーニのシステムが浸透するまでに時間を要するであろう点は気にかかるが、ガスペリーニはドフビクをどのように活かす考えだろうか。



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