CWCでポルト相手に左足、右足、頭でハット パレスチナ代表の点取り屋が残したインパクト「あと5、6ゴールは決めて勝てた」

アル・アハリの点取り屋ウェッサム・アブ・アリー photo/Getty Images

パレスチナ代表での今後にも期待

24日に行われたクラブワールドカップ・グループステージ最終節のFCポルト(ポルトガル)VSアル・アハリ(エジプト)の一戦は、激しい撃ち合いの末に4-4のドローに終わった。

アル・アハリがポルトガルの名門ポルトにここまで食らいつくとは予想外だったかもしれないが、アル・アハリの攻撃をリードしたのはパレスチナ代表のFWウェッサム・アブ・アリーだった。

26歳のアリーはデンマーク出身で、若い時はデンマークのオールボーの下部組織で技を磨いてきた選手だ。その後もデンマーク国内でプレイし、世代別デンマーク代表でもプレイしていた。アル・アハリに移籍したのは昨年冬のことで、同年夏にはA代表でパレスチナを選択した。

すでにパレスチナ代表でも2ゴールを奪っているが、その得点感覚は本物のようだ。今回のポルト戦では左足で先制点、PKを右足で決めて2点目、そして後半には右からのクロスに頭で合わせてのハットトリックを記録しており、全ての体の部位で決めたパーフェクト・ハットトリックと言える。

ただし本人は納得していないようで、『DAZN』にて試合後には「残念だ。あと5、6ゴールは決めて勝てたように思う。チャンスはあったけど、ゴール前で正確性を欠いたところがあったし、チームの守備もあまり上手くいかなかった。それでも個人的には良いパフォーマンスではあったと思う」と振り返っている。

チームはグループ最下位で敗退となったが、アリーが残したインパクトは強烈だった。今後パレスチナ代表でのプレイも注目で、同国にとっても頼れる点取り屋だ。

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