CWCの裏でアメリカ代表に注目集まらず? 1万2000人しか集まらなかったゴールドカップ初戦から懸念される代表の“人気低下”

アメリカ代表を指揮するポチェッティーノ photo/Getty Images

最近のゲームでは不甲斐ない戦いが続いていた

今夏はクラブワールドカップ2025が開催されているため、やや忘れられているところがあるかもしれないが、現在アメリカとカナダではCONCACAFゴールドカップ2025が行われている。

アメリカ代表はグループステージ初戦でトリニダード・トバゴ代表を5-0で粉砕したが、会場となったPaypalパークには1万2000人ほどしか観衆が集まらなかった。最近のアメリカは親善試合でスイスに0-4で敗れるなど不甲斐ない戦いが続いており、人気低下が懸念されているのだ。

そこにCWCまで重なり、ゴールドカップが話題になる機会は少なくなっている。それでも2026ワールドカップへアメリカ代表にとってゴールドカップは貴重な場であり、代表を指揮するマウリシオ・ポチェッティーノは大会を通じてチーム力を底上げしていかなければならない。

米『ESPN』によると、ポチェッティーノも2026年へベストなチーム構成を見つけていきたいと語る。

「我々は最高のピースを探し出すためここにいる。サッカーでは勝てば評価され、負ければ批判されるのが普通のことだ」

「(観客動員は)確かに苦戦しているね。アメリカではゴールドカップ、CWC、MLSも開催されているから、選択肢が多い。本当に厳しい状況だよ。これ以上のサポーターは望めないと思うけど、明日のサウジアラビア戦もサポーターは来てくれるだろう。前回もサポーターの雰囲気は素晴らしかった。明日も同じ結果になることを願っている。1年後のW杯への興奮は間違いないし、W杯ではスタジアムも満員になると思うよ」

今大会はアジアよりサウジアラビアが招待国として参加していて、20日に第2節でアメリカと激突する。サウジアラビアもアジア最終予選では苦戦したが、力はある。今大会も第1節ではハイチに1-0で勝利しており、アメリカと互角に戦うこともできるはず。アメリカが負けるようなことがあれば再び批判は避けられないだろうが、ポチェッティーノと選手たちはアメリカのサッカーファンを振り向かせられるだろうか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.306 日本代表の本当の評価

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:各国代表

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ