マインツの佐野海舟獲得は偶然の産物? クラブ幹部「ある代理人が別のフォワードを推してきていた」

マインツの佐野海舟 photo/Getty Images

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昨年夏に鹿島から加入

マインツでスポーツディレクターを務めているクリスティアン・ハイデル氏がドイツ紙『Bild』の取材に応じ、佐野海舟を獲得した経緯について語っている。

佐野は、今シーズン開幕前に鹿島アントラーズからマインツに加入すると、すぐさまレギュラーに定着し、ブンデスリーガでは開幕戦から全試合に先発出場。総走行距離はリーグトップの393.7㎞を記録するなど守備的ミッドフィールダーとして攻守にわたってチームを牽引し、マインツのUEFAカンファレンスリーグ(ECL)出場権獲得に大きく貢献した。

選手の市場価値を独自に算出しているドイツメディア『Transfermarkt』によれば、佐野の市場価値は今シーズンの活躍によって1700万ユーロ(約27億7000万円)にまで上昇していて、早ければ今年夏にもビッグクラブに引き抜かれる可能性があると現地メディアが報じるまでになっている。
しかし、ハイデル氏は『Bild』とのインタビューの中で佐野について話題が及ぶと「カイシュウを見つけることができたのは運が良かった」と語り、さらに以下のように続けた。

「ある代理人が別のフォワードを推してきていた。それで私は試合のビデオを見たのだが、その時すぐにカイシュウのことが気になった。それからスカウティングチームにカイシュウを分析させたら、全員が彼に魅了されていた」

Jリーグでプレイしていた選手の代理人が売り込みのために送ってきたビデオに映っていた佐野の姿がハイデル氏の目に留まり、獲得へと繋がったというのが昨年夏の佐野の移籍の真相のようだ。

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