メッシがいた頃のPSGに似てきた? スアレス、ブスケッツらがいながら大量失点続くインテル・マイアミの異変

メッシはMLS最大のスターだが…… photo/Getty Images

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攻守のバランスを欠いているとの指摘も

リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、セルヒオ・ブスケッツ、ジョルディ・アルバの元バルセロナ組を擁し、アメリカ・MLSでも1番の注目を集めるインテル・マイアミ。昨年はレギュラーシーズンで最多となる勝ち点74を稼ぐなど充実のシーズンとなったわけだが、今年は状況が異なる。

今年からハビエル・マスチェラーノを指揮官に迎えたマイアミは、現在MLSのイースタン・カンファレンスで5位に甘んじている。直近では11日にミネソタ・ユナイテッドに1-4で敗れ、16日に行われたサンノゼ・アースクエイクス戦は3-3で引き分けた。この結果から分かるように、失点があまりに多いのだ。

英『The Guardian』はメッシがいた頃のパリ・サンジェルマンに状況が似ていると取り上げている。メッシ、スアレス、ブスケッツらの経歴は豪華だが、全員が30代後半に入っている。運動量の部分は期待できず、攻守のバランスを欠いているのだ。それが最近の苦戦に繋がっていると同メディアは見ており、対戦相手の高速カウンターに上手く対応できないケースが目立つ。対戦相手もそれを理解しており、マイアミ対策が効いているのだ。
ボールを持った時のメッシは強烈だが、守備面の貢献は期待できない。CONCACAFチャンピオンズカップでもバンクーバー・ホワイトキャップスに2戦合計1-5と手痛くやられ、準決勝敗退に終わってしまった。ホワイトキャップスも速攻を軸にマイアミを崩しており、この状況が続けば指揮官マスチェラーノに厳しい視線が向くのは避けられない。

かといって最大のスターであるメッシをスタメンから外す案など存在しないが、マスチェラーノはどう解決していくのか。昨年ほど楽に勝ち点を稼げることはなさそうで、各チームのマイアミ対策の影響で苦しいシーズンとなるかもしれない。

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