アーセナルのCL敗退の原因は「サッカーの専門家」でなくても分かる? レジェンドたちが語った明確な問題点とは

今季も無冠のアーセナル Photo/Getty Images

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決勝進出ならず

元イングランド代表の名FW、ガリー・リネカー氏やアラン・シアラー氏が『The Rest is Football』ポッドキャスト内でアーセナルのチャンピオンズリーグ敗退について言及し、それが「明らかな攻撃力不足」にあると断現している。

アーセナルは準々決勝でパリ・サンジェルマンと対戦。パルク・デ・プランスでのセカンドレグを1-2で落とし、今季も無冠が確定した。立ち上がりからガブリエウ・マルティネッリ、マルティン・ウーデゴール、ブカヨ・サカらが立て続けに決定機を迎えたが、ジャンルイジ・ドンナルンマの素晴らしいセーブに阻まれ得点できず。試合はファビアン・ルイスとアクラフ・ハキミの得点でPSGが主導権を握り、サカの1点で追いすがったものの反撃はそこまでだった。

リネカー氏は「アーセナルの問題が何であるかを理解するのにサッカーの専門家である必要はない。それは攻撃力の欠如だ」と指摘。「良いボールはたくさん入っていたが、そこに誰もいなかった」と述べた。
同番組に出演したアラン・シアラー氏も「ドンナルンマのセーブは本当に素晴らしかったが、それでも『誰かボックスに飛び込んでくれ』『ボールの動きを予測しなければ』と思わされる場面が多すぎた」と語り、明確なフィニッシャーの不在を嘆いた。

元アーセナルDFのマーティン・キーオンも『TNTスポーツ』で「決定的な局面で“ボックス内のキツネ(点取り屋)”のような存在、相手を本当に苦しめる存在が必要だった」と語った。続けて「PSGにはカウンターの武器があったが、アーセナルには同じものがなかった」と、攻撃陣の質の差を指摘した。

また、キーオンは「夏には大規模な採用が行われるだろう」と予想した。今夏に点取り屋を確保できるかが来シーズンの出来を左右することになるだろう。今後の動向に注目が集まる。

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