レヴァンドフスキはムバッペの猛追から逃げきれるか? 2試合連続ゴールで得点王をキープ

バルセロナでプレイするレヴァンドフスキ photo/Getty Images

続きを見る

今年のピチーチ賞は誰だ

ラ・リーガ第22節でレアル・マドリードが敗戦し、アトレティコ・マドリードとバルセロナが勝利をおさめたことでリーグ優勝争いが混沌としてきた中で、個人賞である得点王レースも白熱してきた。22節を終えた時点でバルセロナのロベルト・レヴァンドフスキが18ゴール、レアル・マドリードのキリアン・ムバッペが15ゴールを挙げている。

リーグの序盤戦ではレヴァンドフスキがその得点能力の高さから得点ランキングのトップをひた走ってきたが、首位陥落したチームの成績に比例するようにゴール数が激減。11月、12月のリーグ戦で合計2ゴールに留まっていた。

その一方でムバッペはチームへの適応に時間がかかったことで多くの批判を浴びてきたが、アンチェロッティ監督の「彼の適応期間は終わった」という宣言通りに、2025年に入ってからついにその怪物ぶりを発揮。2試合で5ゴールを挙げたことで21節終了時点で2ゴール差とついに背中を捉えた形となっている。
その中で迎えた22節でアラベスと対戦したバルセロナは、16分に決めたレヴァンドフスキのゴールを守り切り、1-0で勝利をおさめた。試合後、『Barça One』に出演したレヴァンドフスキは「ゴールにはとても満足している」としつつも、「今は次の試合のことを考えなければならない」と語った。

「アトレティコやレアル・マドリードとの勝ち点については考えていない。すでに我々はリーグ戦でうんざりするくらい勝ち点を失っている。これ以上勝ち点を失う余裕はない。勝たなければ、どこと対戦しようが、誰がゴールを決めようが関係ない。でも、より多くのゴールを決めた方がいいのは明らかだ」

また試合後のインタビューで指揮官のハンジ・フリックは、現在3位の位置でマドリードの2クラブを追う立場にいる中で、36歳のストライカーへの全幅の信頼について語っている。

「レヴァンドフスキはボックス内で最高の選手で、彼の力が輝くのはその瞬間だ。それが彼の仕事であり、このような重要な試合に出場し、得点を挙げてくれることが何よりも重要な事だよ。そしてチーム全体でゴールを決めようとしてくれた。多くの努力が必要となる難しい試合だったね」

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.301 好調クラブ戦術解剖

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ