プレミアリーグ第22節でブレントフォードと対戦し、2-0で勝利を飾ったリヴァプール。アウェイでのこの試合、リヴァプールは37本ものシュートを放ちながらも一点が遠かった。そんな状況を変えたのがダルウィン・ヌニェスだった。
65分より投入されたヌニェスは90+1分にトレント・アレクサンダー・アーノルドのクロスを合わせて待望の先制ゴールを挙げると、90+3分にはハーヴェイ・エリオットからゴール前でパスを受けると、豪快に叩き込み、ダメ押しゴールをマーク。後半ATに2ゴールを挙げる大活躍を見せ、引き分け濃厚かと思われたチームを救った。
ヌニェスは今節が行われる前までリーグ戦では15試合で2ゴールしか挙げられておらず、得点力不足が指摘されていた。ディオゴ・ジョタやルイス・ディアスといった選手の控えに回ることも多かった中での2ゴールはヌニェスにとっても嬉しいゴールとなった。
試合後、同選手は今自分が苦しい時間を過ごしていると認めながらも、チームのために努力を惜しまないと語った。
「精神的に強くあり続け、決して諦めてはいけないと思う。我々選手にとって非常に困難な瞬間がある。私にとっては今がまさにその時だ。でも私は決して諦めない。常にトレーニングを続ける。もっと練習が必要なら、向上するために残ってでも練習する」
「ディフェンスなどピッチ上でチームを助けるために自分がやっている仕事は、常にうまくやってきたと思う。でも私はゴールを決めることができていなくて、みんながそこを見ていることは知っている。ストライカーはゴールを決めなければならない」
「私は今、厳しい時期を過ごしている。前にも言ったように、私は常に自分の仕事に集中し、リヴァプールのために全力を尽くすつもりだ。常に前を向いて、『OK、私は成長する必要があるので、努力しなくてはならない』と言い続けることが本当に重要だ」
「そして私は、このメンタリティと家族のサポート、そしてもちろん素晴らしいファンのサポートに支えられ、強くいられる。私はこれからも努力を続けなければならない。この2つのゴールは間違いなく私の自信につながるだろう。チームの勝利にとても満足している」(リヴァプールの公式より)
思うようにゴールが奪えない中、悩みながらもトレーニングを続けてきたと語ったヌニェス。ゴール後のパフォーマンスからもいかにゴールに飢えていたかが見て取れたが、ここからのゴール量産を期待したい。