もはやポジションは関係ない? ルートン・タウンのマンツーマンを破壊したストーンズの存在

攻守に存在感を発揮した photo/Getty Images

ロドリ不在で躍動

FAカップ5回戦でルートン・タウンと対戦し、6-2で勝利を飾ったマンチェスター・シティ。

この試合5ゴールのFWアーリング・ハーランドと4アシストのMFケビン・デ・ブライネが圧巻のパフォーマンスを見せたこの試合。ルートン・タウンが敵陣でも自陣でも徹底してマンツーマンディフェンスで臨んだ試合だったが、最終的には個の力で破られる形となってしまった。

この試合シティの攻撃陣は適度にポジションを変えながら相手ゴールに迫ったが、相手にとって最も厄介な存在だったと言えるのがDFジョン・ストーンズだ。この試合も偽CBの役割を担った同選手だったが、両サイドに顔を出し、さらにはバイタル付近にまで顔を出し、縦横無尽に動き回った。
この試合はシティの心臓であるMFロドリがベンチスタートとなり、アンカーにはMFマテオ・コバチッチが抜擢された。シティはロドリ不在の試合はほぼ負けており、同選手がいるかいないかはチームに大きな影響を及ぼしていた。

しかしこの試合はロドリ不在を感じさせないほどシティのパフォーマンスは優れていた。アンカーでフル出場したコバチッチのプレイも良かったが、偽CBとしてストーンズがビルドアップの潤滑油の役割を果たすことでスムーズなパス回しを見せることができた。

今季は怪我でチームを離れる試合も多かったが、ストーンズがピッチにいることでシティの引き出しが増え、攻撃のパターンも増える。もはやポジションになど関係ないような動きを見せるストーンズの存在はタイトル獲得に向け、シティに欠かせないものとなる。

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