なぜアーセナルはポルト戦を落とした? ファーディナンド氏も指摘「サカはワールドクラスだが……」

ポルト戦で不発に終わったサカ photo/Getty Images

経験値が足りなかった?

UEFAチャンピオンズリーグラウンド16・1stレグのポルト戦を0-1と落としたアーセナル。後半アディショナルタイムまで0-0で推移していたものの、一瞬のスキをつかれて失点。枠内シュート0と内容も良いものではなく、痛い敗戦となった。

英『Daily Mail』は、アーセナルのチャンピオンズリーグ決勝ラウンドでの経験のなさを指摘した。決勝ラウンドの舞台で戦った経験があるのは、アーセナルの先発メンバーのうちでカイ・ハフェルツただひとり。それがアーセナルの硬さにつながっていたとの意見だ。特に国外でのアウェイ戦は難しい面があり、グループステージでRCランスに敗戦したことも指摘されている。

また、この試合で『TNT SPORTS』のコメンテーターを努めていた元マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンド氏は、同席していた元アーセナルのマーティン・キーオン氏と「ワールドクラスの12人」を選出する議論をする中で、アーセナルの弱点に言及した。
世界最高の12人にアーリング・ハーランド、キリアン・ムバッペ、モハメド・サラー、ケビン・デ・ブライネ、フィルジル・ファン・ダイク、ハリー・ケイン、カイル・ウォーカー、ロドリ、ジュード・ベリンガム、ヴィニシウス、アリソン、エデルソンを選出したファーディナンド氏。キーオン氏はベリンガムの選出に疑問を呈し、ブカヨ・サカを含めるべきだと主張したが、ファーディナンド氏はサカの経験を理由に選出を拒んだ。

「現時点で、彼がそのリストに載るのを妨げているのは時間だ。彼はそこに入れるでしょう。ワールドクラスのフォームを持っている。ただ、彼にはその時間が必要なんだ。サカはワールドクラスのポテンシャルをもっているが、チャンピオンズリーグのノックアウトステージなどにさらされていない。リストにある他のプレイヤーは、みな名高い試合でプレイして、その瞬間を生み出してきたんだ」

ファーディナンド氏も、サカはまだ経験が足りないと指摘した。『Whoscored.com』によれば、サカはポルト戦では得意のドリブルも成功1回、シュートもわずか1本に終わっている。経験不足を露呈したアーセナル。これを糧に、2ndレグでは状況をひっくり返せるだろうか。

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