「身体的な問題がなければ……」 昨季出場時間の激減を経験し、サウジ移籍を決断したラポルトが胸中を語る

マンCで多くのタイトル獲得に貢献 photo/Getty Images

2018年にシティに加入

2018年にアスレティック・ビルバオからマンチェスター・シティに移籍してきたDFアイメリック・ラポルト(29)。

シティでは公式戦180試合に出場し、12ゴール4アシストを記録。昨年の夏にサウジアラビアのアル・ナスルへ移籍を果たしたが、ラポルトはシティで5度のリーグ優勝や2回のFAカップ制覇など多くのタイトル獲得に貢献した選手の1人だ。

シティでは2018年にラポルト、2020年にルベン・ディアスとネイサン・アケ、2022年にマヌエル・アカンジが加入し、近年多くのCBを獲得してきた。時には序列を落とすこともあったが、その中でもラポルトの正確な左足のキックは後方から繋ぐペップ・シティでは唯一無二のCBであった。
しかし、三冠を達成した昨シーズンは怪我の影響で序盤は離脱が続き、新加入のアカンジが躍動。ラポルトは最終的に公式戦出場は24試合のみに留まった。大幅に出場時間を減らしたラポルトだったが、シーズン終了後にはヨシュコ・グヴァルディオルを獲得する噂も浮上しており、サウジアラビアへの移籍を決断した。

今シーズンより新天地でプレイするラポルトは、スペイン『as』のインタビューで、怪我さえなければシティでのキャリアも変わっていたと語っている。

「クラブが他のCBと契約し始めたとき、私が負った怪我の結果だと思った。大金で雇う以上、身体的な問題や怪我が多いサッカー選手の居場所を確保することはできない」

「クラブはこのように考えて、他の人に賭けることを選んだ。もちろん身体的な問題がなければ、すべてが違っていただろう。マンチェスター・シティは私に勝利とトロフィーを与えてくれた。それはサッカー選手にとって大きなことだ」

「確かに、もっとうまくやれたはずのこともあったし、ケガが多すぎてキャリアに影響を及ぼしてしまったことは残念だ。僕は今ここにいるし、そんなに悪い結果にはなっていない。でも、このようなケガがなかったら、もっと違ったものがあっただろうから、その方が良かっただろうね」

21-22シーズンの終盤に膝を負傷し、シーズン終了後に手術を行ったラポルト。そのため22-23シーズンは序盤に離脱を強いられ、最終的にポジションを奪い返すまでには至らず、新天地を求めてアル・ナスルへの移籍を昨年の夏に果たした。

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