“タイトル獲得”が監督続投には必須か バルセロナ指揮官シャビはもう後がない状況に?

解任を求める声が増えているシャビ photo/Getty Images

残されたタイトルの可能性は3つ

現在、バルセロナを指揮するシャビ・エルナンデス監督は後がない状況に追い込まれている。

現役時代はバルセロナやスペイン代表で輝かしいキャリアを築いたシャビは、現役引退後の2019年にアル・サッドで監督キャリアをスタートさせ、2021年にバルサに指揮官として帰ってきた。

昨シーズンは4年ぶりのラ・リーガ制覇にチームを導いたが、今シーズンは苦戦を強いられている。現在4位につけてはいるが首位のジローナとは8ポイントも勝ち点を話されている。また15日に行われたスペイン・スーパーカップ決勝ではライバルのレアル・マドリードに1-4の大敗を許し、シャビに対する風当たりは強くなっている。
そんななか、シャビは選手たちからの信頼がなくなったら、チームを去るとコメントしており、強いバルサ愛と共に覚悟を持った言葉を口にした。

「私はこのクラブが大好きだ。クラブに何かをもたらすためにここにいる。それができなければ家に帰っているだろう。もし去年ラ・リーガで優勝していなかったら、私はここにはいなかったでしょう」

「選手たちが私について来なくなったら、私は荷物をまとめて去るつもりだ。誰かが問題があると私に言えば、去るつもりだ。オーナーがカタールにいる私と契約したとき、これはクラブの歴史の中で最悪の時期の一つだと言った。我々は状況を変えようとしているところだ」

「私は落ち着いている。私には3つのタイトルがある。失敗よりも成功に近づいている」(英『BBC』より)

まだリーグ戦、CL、コパ・デル・レイの3つのタイトルの可能性を残しており、結果が伴えばシャビ解任の声はおさまってくるだろう。いずれにせよ、結果で示すことが求められるシャビ。解任の声も高まっているなか、指揮官としての意地を見せることはできるだろか。

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