「99.9%の選手が自分でシュートを打ちにいっただろう。しかし……」 クロップはストライカーの選択を称賛 

リヴァプールのストライカー、ヌニェス photo/Getty Images

サラーへのアシストを記録

プレミアリーグ第20節でニューカッスルと対戦して、4-2の勝利を収めたリヴァプール。

大量得点で、ニューカッスルに勝利したこの試合で指揮官のユルゲン・クロップ監督が称賛したのはFWダルウィン・ヌニェスだ。この試合64分までプレイしたストライカーは数回の決定機を迎えたが、ニューカッスルGKマルティン・ドゥーブラフカのビッグセーブに阻まれ、得点を奪うことはできなかった。

ヌニェスの決定力不足は課題の1つであり度々批判されてきた。この試合も決定機を決めきれなかった同選手だが、クロップはチームの先制点となるFWモハメド・サラーへのアシストを称賛している。
「ダルウィンが何度かチャンスを作ったことは、非常に特別なことだ。そしてあの状況では99.9%の選手が自分でシュートを打ちにいっただろう。しかし彼は横にパスを出した。それは本当に特別なことだ」(英『Evening Standard』より)

サラーへのアシストのシーンだが、ヌニェスにはシュートという選択肢もあった。多くの決定機をそれまで逃してはいたが、シュートを打ったとしても入っていた可能性は十分にあっただろう。しかしチームの先制点を優先し、確実に点が入るパスを選択したヌニェスの決断を指揮官は称賛している。

ここまで公式戦28試合に出場し、8ゴール8アシストを記録している同選手。ストライカーにとってゴールは重要だが、今季のヌニェスのチームへの貢献は数字に現れていないところでも大きい。

献身的な守備の姿勢や前線でボールを納めるポストプレイ、チームメイトにスペースを作るための動きなど様々な役割を担っている。もちろん決定力不足は解決しなければならない問題だが、進化を続けるヌニェスは首位を走るチームにとって重要な存在だ。

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