遠藤航はこのままリヴァプールの“アンカー1番手”になれるか 想像より早いクロップ流への適応

リヴァプールでプレイする遠藤 photo/Getty Images

遠藤の守備力も欠かせぬ要素になりつつある

このまま定位置確保となるだろうか。リヴァプールで日本代表MF遠藤航の存在感が増している。

加入直後の遠藤は守備的MFのバックアッパーだったが、最近はMFアレクシス・マクアリスターが離脱していることもあり、先発に固定されている。プレミアリーグでも3試合連続フル出場中で、徐々に自慢のボール奪取も増えてきた。

サッカー情報サイト『Transfermarkt』が驚いているのは、その適応の早さだ。リヴァプール指揮官ユルゲン・クロップのスタイルを理解するには時間が必要とも言われ、当初は遠藤にも戸惑いの色が見えた。しかし、前半戦の段階でフィットし始めているように見える。
「かつてはファビーニョにも時間がかかり、 遠藤ももっと長い時間が必要かと思われた。しかし、今では遠藤の力強いパフォーマンスがクロップから称賛されている」

同サイトはこのように取り上げているが、プレミアでもトップクラスのアンカーと言われるまでになったファビーニョも当初は時間を要した。同じ位置を任される遠藤も、もっと時間がかかってもおかしくなかっただろう。

攻撃の組み立て部分ではマクアリスターが上回るかもしれないが、ここ最近遠藤が見せている守備はマクアリスターにないものでもある。対戦カードによっては遠藤の方をアンカーで先発させるべきゲームもあるはずで、後半戦からはヨーロッパリーグを含め遠藤の存在はより重要となっていきそうだ。

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