総額“6000万ポンド”の価値を証明できるか 0ゴール続くマンU新7番・マウント活躍のときは

今夏マンUに加わったマウント photo/Getty Images

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エリクセン負傷で穴埋めに期待も

11日に行われたプレミアリーグ第12節では何とか昇格組のルートン・タウンに1-0で勝利したものの、スッキリしない戦いが続くマンチェスター・ユナイテッド。

苦戦の理由の1つに、思うようにフィットしない新戦力が挙げられる。最前線ではアタランタから獲得したFWラスムス・ホイルンドが奮闘しているが、まだプレミアリーグではネットを揺らしていない。

さらにもう1人、チェルシーより中盤の柱候補として獲得したMFメイソン・マウントもフィットしていない。
マンUはマウント獲得に総額6000万ポンドと高額な移籍金を投じたが、ここまで全コンペティション合わせて11試合で0ゴール1アシストだ。8月末から9月中旬まで怪我で離脱していた期間もあり、これには指揮官エリック・テン・ハーグも悪いタイミングでの怪我だったと振り返る。

「彼はシーズンを始めて間もなく怪我をした。新加入の選手にとっては怪我をするのは最悪の瞬間だ。あれは間違いなく痛手だった。そして今、彼は自分のポジションを取り戻さないといけない。彼はいくつか先発出場もしたが、時には怪我、さらには他の選手が調子を上げてきたこともあったからね、そうなると、プレイする時を待たないといけない」(英『Manchester Evening News』より)。

実際に最近は先発の機会が限られており、中盤ではスコットランド代表で抜群の働きを見せるMFスコット・マクトミネイが評価を上げてきた。そこに攻撃を組み立てるクリスティアン・エリクセン、攻撃の中心であるブルーノ・フェルナンデス、さらには少々遅れて合流したソフィアン・アムラバトもいる。

今節のルートン・タウン戦ではエリクセンが負傷で前半40分に退いており、こういう時こそマウントの力が必要だ。マウントもポジション奪取へアピールする必要があり、移籍金額的にも今の成績では終われないだろう。

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