ACL第4節がアジア各地で行われ、グループIの川崎フロンターレはホームでタイのパトゥム・ユナイテッドと対戦した。
グループステージ4連勝を狙う川崎は、前半から55%とボールポゼッションで優位にたち脇坂を中心に攻め立てる。対して、パトゥムは3バックを形成し、両ウイングバックが下がって5人で守る立ち上がりとなった。
15分にマルシーニョが左サイドからのドリブル突破でPKを獲得。このPKを脇坂が冷静に決めて川崎が先制に成功する。しかし、33分にチョン・ソンリョンのパスミスを突いたチャナティップがゴールを奪い、パトゥムが試合を振り出しに戻す。
反撃したい川崎は39分、レアンドロ・ダミアンがペナルティエリア内で倒され、再びPKの判定に。これを脇坂がゴール左隅に冷静に決めて川崎が再びリードを奪う。だが、直後の41分にチャナティップのミドルシュートが決まり、パトゥムがすぐさま追いつく。
前半、川崎はシュートを6本放ったのに対してパトゥムは7本。点の奪い合いとなる激しい打ち合いの試合展開となった。
後半に入った57分、瀬古に対してアルバレスのファールが悪質と判定され、アルバレスにレッドカードが提示され退場。パトゥムは残り時間10人で戦う苦しい展開となる。
60分、右サイドの家長のクロスをマルシーニョが頭で合わせて川崎が勝ち越したかに思われたが、このゴールはVARによって判定が覆された。しかし再び68分に試合が動いた。コーナーキックから山村が頭で合わせて川崎が三度の勝ち越しに成功する。
後半アディショナルタイムにも宮代がダメ押しの4点目。川崎が試合を決定づけて試合終了。川崎は撃ち合いを制して勝ち点を12に伸ばし、グループIの首位を守った。
試合後、川崎のジェジエウは「最初に得点を決めたあと、全体的に集中力を欠いてしまった。そういうことのないように、追加点を取れるように集中してやっていかないといけない」と課題を挙げた。
さらに、2得点の脇坂は「まだあと2試合残っているので、それに向けて良い準備をしたい」と今後のグループステージの戦いに向けての抱負を述べている。
次節、川崎はグループステージ突破に向けてマレーシアのジョホール・ダルル・タクジムと対戦する。