気になるノースロンドンダービーのGK起用 「2人のトップGKが同じチームにいるのは初めて」

ラジャ(左)とラムズデール photo/Getty Images

ラムズデールかラジャか

週末にトッテナムとのノースロンドンダービーを控えるアーセナル。ミッドウィークのチャンピオンズリーグ・PSV戦は4-0と快勝しており、弾みがついたはずだが、気になるのはGKに誰を起用するのかという点だ。

開幕から4戦は、昨季全試合に先発したアーロン・ラムズデールを起用。しかし、プレミアリーグ第5節エヴァートン戦、そして先日のPSV戦は今夏ブレントフォードから買取OP付きのローンでやってきたダビド・ラジャが先発起用された。ラムズデールとラジャは甲乙つけがたい実力の持ち主。GKのポジションは序列がはっきりしているのが普通で、同レベルのGKをふたり抱えるというのはあまり例がない。

ミケル・アルテタ監督は両者のローテーション、あるいは試合中の交代の可能性すら匂わせており、どのように両者を起用していくのかについて注目が集まっているところだ。
英『Evening Standard』は、ラジャがGKの交代が当たり前になることを受け入れ、ラムズデールとの競争を楽しんでいると報じ、コメントを伝えている。

「チームに入るために自分を後押しすることは、すべての選手がやらなければならないことだ。だから僕はアーセナルに移籍した。選ばれたら、チームのためにベストを尽くそうと考えている」

「2人のトップGKがチームにいるというのは初めてのことだと思うけど、それは今のサッカーの一部にすぎないんだ。監督は各ポジションに2人のトップ選手を望んでいる。僕らはそれに協力しなければならない。2試合をプレイしたけど、日曜日に何が起こるかはこれからだ」

「彼(ラムズデール)は素晴らしかったし、素晴らしいチームメイトでもあり、リーダーであり、素晴らしいキーパーだ。もっとも重要なのは、僕らがチームメイトだということさ」

ラジャはチームの結束を強調した。出場した2試合はどちらもクリーンシートで終えており、ビルドアップでも正確性や落ち着きを見せているラジャ。今のところほぼ完璧なパフォーマンスといってもいいが、週末のトッテナム戦はこれまでの2試合とは違い、リーグ優勝を直接争う相手、しかもアーセナルの最大のライバルとなる。もし3連続起用となれば序列は逆転したのではと見られる可能性が高いが、アルテタ監督はどのような判断を下すだろうか。

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