プレミアリーグ第5節でウェストハムと対戦したマンチェスター・シティ。
4連勝で挑んだウェストハム戦だったが、36分にウェストハムのMFジェームズ・ウォード・プラウズに先制点を許してしまい、苦しい展開に。そんなマンCを救ったのが、今夏に加入したFWジェレミー・ドクだ。
2試合連続でのスタメン出場を果たしたドクはこの試合左サイドで圧巻の存在感を見せる。持ち前のスピードを活かしたドリブルで幾度となくチャンスを演出。すると、46分にキレのあるドリブルから貴重な同点ゴールをマーク。
その後も、マンCの左サイドは相手の脅威になり続け3-1の逆転勝利に大きく貢献したドク。90分に交代してしまったドクだが、負傷離脱中のFWジャック・グリーリッシュの不在を埋める活躍を見せた。
そんなドクにこの試合から現場に復帰したペップ・グアルディオラ監督も満足しているようだ。
「正直に言うと、彼が今日のようにマンシティでプレイするとは予想していなかった!フラム戦では彼はより深くカイル(ウォーカー)に近かったが、今日はより高い位置だった」
「ジェレミーが到着したとき、私はバルセロナにいたが、おそらく彼は最初の試合で少し内気だったのではないかと感じた」
「彼は私たちに加わったばかりで、三冠を達成したチームと2、3日間トレーニングをし、私たちはこのことについて話をした。私は彼に、1対1でも1対2でもいいから、彼のウイングとしてのクオリティーを生かせと言った」
「最初の瞬間から彼は信じられないほど素晴らしく、決意を持って攻撃的で、何度もライン上に到達した。クオリティはあると思っていたので本当にうれしい。そして彼はそれを証明し始めた」(クラブ公式より)
レンヌやべルギー代表でも、クオリティを見せていたドクは早くもマンCの新たな武器となることを証明し始めている。左のウィングには昨シーズン、マンCでの確固たる地位を築いたグリーリッシュがいるが、ドクとはプレイスタイルも異なるため新たなオプションが増えたと考えることもできる。
新加入のドクが今季、グリーリッシュとのポジション争いを制し、レギュラーを獲得をすることができるだろうか。