不適切な抗議に対する追加処分は前例アリ ファン・ダイクにさらなる処分の可能性

レッドカードに抗議するファン・ダイク photo/Getty Images

決定機阻止で一発退場に

プレミアリーグ第3節、リヴァプールはニューカッスルと対戦。2-1と逆転勝利を収めたが、DFフィルジル・ファン・ダイクはアレクサンデル・イサクに対するDOGSOで一発退場。この退場時のシーンが物議を醸している。

ジャッジに納得がいかなかったファン・ダイクは猛抗議しており、なかなかピッチを去ろうとしなかった。さらに『Daily Mail』によれば、第4審判のクレイグ・ポーソン氏に対し暴言を吐いたという。

FAは「このディフェンダーは29分に退場になったあと、不適切な行動をとり、試合役員に対し暴言や侮辱的な言葉を使った疑いがある」「ファン・ダイクは9月1日金曜までにこの告発に対し返答をしなければならない」と発表した。
レッドカードを受けた選手が不適切な行為により、さらに処分を追加された前例もある。2015年にアーセナルに所属していたDFガブリエウ・パウリスタは、退場処分に抗議し、すぐにピッチを去ろうとしなかったとして1試合出場停止の追加処分を受けている。このレッドカードはチェルシーFWジエゴ・コスタの挑発が原因であり、レッドカードに伴う3試合の出場停止はその後撤回されたが、それとは別に不適切な抗議による1試合の出場停止が科された。

つまり、ファン・ダイクの犯した反則に対する処罰と暴言に対する処罰は別物であり、万が一レッドカードが撤回されたとしてもファン・ダイクに出場停止処分が下る可能性は高いということだ。今季から新キャプテンに就任したファン・ダイクだが、今回の行動は軽率だったかもしれない。

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