U-20W杯MVPから“6年” チェルシー&リヴァプールで壁にぶつかったFWがついにプレミアで暴れ始めた

ソランケはボーンマスで確実に成長している photo/Getty Images

期待の若手も25歳を迎えた

思っていたキャリアとは違うかもしれない。しかし、イングランドのアンダー世代で主役だったストライカーは着実に成長している。

今季ボーンマスで自身キャリアハイとなるプレミアリーグ6ゴールを記録しているのは、FWドミニク・ソランケ(25)だ。

ソランケといえば、2017年のU-20ワールドカップでイングランドを優勝に導き、MVPにも輝いた実力者だ。チェルシーのアカデミー時代より有名な存在で、2017年にはリヴァプールへと移籍。将来的にはイングランドA代表のエースになると予想する人もいただろう。
しかし、ソランケはリヴァプールで出番を掴めなかった。2019年にはボーンマスへ完全移籍するが、ここでは2019-20シーズンに2部降格を経験。10代の頃に描いていたような派手なキャリアとはなっていない。

それでも、ソランケは昨季2部で29ゴールを記録してチームの1部昇格に貢献。昨季2部では43ゴールを奪ったフラムFWアレクサンデル・ミトロビッチに話題が集中したが、ソランケの29ゴールはそれに次ぐリーグ2位の数字だった。

2部できっちりと経験を積んだソランケは、今季昇格したプレミアリーグで6ゴールを記録。チームも13位に位置しており、降格した2019-20シーズンとは一味違うところを見せている。

気付けばソランケも中堅世代となる25歳を迎えた。A代表では1試合しかプレイできていないが、ソランケはゆっくりとプレミアで戦えるストライカーへ成長している。

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