たった5分のミーティングで解任 トゥヘルがショックを受けたと語るチェルシー指揮官解任劇

CLディナモ・ザグレブ戦でのトゥヘル監督。この後すぐに解任されてしまう photo/Getty Images

お別れは素っ気ないものだった

電撃的にバイエルン・ミュンヘンの指揮をとることになったトーマス・トゥヘル監督。今季、トゥヘルはチェルシーの指揮官としてシーズンをスタートしているが、CLディナモ・ザグレブ戦に敗れた直後、9月7日という早い段階で解任。後任にはブライトンを指揮していたグレアム・ポッターが収まった。トゥヘルにとっては突然の解任や就任で、なんとも慌ただしいシーズンとなっているだろう。

トゥヘルはドルトムント戦に向けた会見の席で、チェルシー解任時の顛末について語った。英『Daily Mail』などがコメントを伝えている。

「奇妙なことに、トレーニングセンターに車で向かう最中にそれを感じたよ。ミーティングは普通じゃなかった。朝の8時に行われたんだけど、とても短くて、3分か5分くらいだった。それ以上話す気にもなれなかった」
「僕たち全員にとってショックだったよ。大きなことを達成できると感じていたから、もっと長くとどまりたいと思っていたのだけどね」

おそらく決定事項だったのだろうが、なんとも素っ気ないお別れであったようだ。ただし、就任中に築いた選手たちとの絆は切れてはいないようで「私たちはまだテキストメッセージを送り合っているよ。たくさんのメッセージがある。新しい仕事とともに終わるものではないよ。友情は残るんだ」とも語っている。選手たちとの関係性に問題はなかったのだろう。

「今、私はここにいる。非常に野心的なビッグクラブに来られて嬉しいよ。エネルギーとスピリットを感じるし、ともに巨大なパワーを生み出すことができるだろう」

バイエルンでの意気込みも語ったトゥヘル監督。チェルシー時代の悔しさも、バイエルンでの仕事に活かしていけるか期待したい。

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