冨安健洋の負傷離脱は痛すぎる…… 2番手DFでもアーセナルに欠かせなかった番人の影響力

負傷離脱してしまった冨安 photo/Getty Images

優勝争いに影響を与える可能性

アーセナルの最終ラインにおいて、日本代表DF冨安健洋は1番手になっているわけではない。右サイドバックはベン・ホワイト、左はオレクサンドル・ジンチェンコ、センターバックはウィリアム・サリバとガブリエウ・マガリャンイスがファーストチョイスだ。

だが、最終ラインの全ポジションをこなす冨安が貴重な選手であることに変わりはない。冨安は先日行われたヨーロッパリーグのスポルティングCP戦で負傷してしまい、今季残りゲームを欠場する見込みとなっている。

英『GIVE ME SPORT』によると、記者のポール・ブラウン氏は冨安の離脱が大きな痛手になると語る。
「かなりの打撃だと思う。冨安は複数のポジションでプレイできる重要なメンバーだ。どこでもプレイできる彼の柔軟性は、アルテタにとって興味深い選択肢になっている」

ホワイトが右サイドバックで先発したとしても、リードを守りたい終盤に冨安を投入するパターンもある。交代枠が増えたこともあり、終盤の守備固めに貢献できる冨安投入はアーセナルにとって1つの戦術になっていた。これは左サイドバックのジンチェンコにも適用でき、冨安がベンチにいる理由は大きい。

優勝争いへ冨安が必要になる場面もあったはずだが、そのオプションは使えない。果たしてアーセナルはこのまま逃げ切れるのか。2番手DFだったとしても、冨安の離脱も優勝争いに影響を与えることになりそうだ。

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