ナポリでの衝撃を代表チームへ持ち込めるだろうか。ジョージア代表は、28日よりEURO2024予選の戦いをスタートさせる。
現在ジョージア代表のFIFAランキングは78位で、EURO本大会への切符を掴むのは難しいかもしれない。ただ、今のジョージアにはナポリで躍動するFWクヴィチャ・クワラツヘリアがいる。これだけでジョージアに注目する意味がある。
昨夏1100万ユーロの移籍金でナポリへ加わったクワラツヘリアは、ヴィクター・オシムヘンとのコンビでセリエAを支配している。そのパフォーマンスからクワラドーナと呼ばれており、左サイドから仕掛けるクワラツヘリアは毎週ナポリのサポーターを楽しませている。
さすがにハードルが高いかもしれないが、スペイン『MARCA』は将来的にバロンドール獲得の可能性もあると絶賛する。すでに多くのビッグクラブが目をつけていることに加え、ナポリでタイトルを獲得できればチャンスが出てくるかもしれない。オシムヘンにもチャンスはあるが、クワラツヘリアも候補者だろう。
ジョージアのチームメイトにはバレンシアの守護神を務めるギオルギ・ママルダシュヴィリもおり、クワラツヘリアと並んで同国の期待を背負うスタープレイヤーだ。そのママルダシュヴィリもクワラツヘリアについて「彼がこのレベルを維持すれば、バロンドールを獲得できると確信している。彼はフットボールで成功するための資質をすべて持っている」と絶賛する。
クワラツヘリアはジョージア史上最高の選手と言っていい。ジョージアはEURO2024予選でノルウェー、スペイン、スコットランド、キプロスと同じグループAに入っており、決して簡単なグループではない。本命がスペイン、その後をスコットランドと伏兵ノルウェーが追うといった構図か。ジョージアがどこまで戦えるか楽しみだが、攻撃のカギはもちろんクワラツヘリアが握っている。