PSGは昨季より強くなっているのか ソレール、F・ルイス、R・サンチェスら中盤積極補強策に残る疑問

後半戦は調子が上がらないPSG photo/Getty Images

気になるセンターバックの質と量

国内リーグでは2位マルセイユに5ポイント差まで詰められ、チャンピオンズリーグでは先日の決勝トーナメント1回戦1stレグでバイエルンに0-1で敗れるなど、パリ・サンジェルマン(PSG)への視線が厳しくなっている。

そんなPSGで気になるポイントに挙げられているのが、昨夏の補強だ。

昨夏はFCポルトからMFヴィティーニャ、リールからMFレナト・サンチェス、ナポリからMFファビアン・ルイス、バレンシアからMFカルロス・ソレールを獲得するなど、中盤に即戦力を加える夏となった。
いずれも実力者ではあるが、仏『L’Equipe』はチーム力が昨季より強化されたのか疑問を投げかけている。

確かに中盤の層は厚くなったが、問題はセンターバックだ。2021年夏にレアル・マドリードからベテランのセルヒオ・ラモスを迎えたものの、年齢を重ねたラモスには怪我の不安もあり、パフォーマンスレベルも全盛期とまでは言い難いか。

他にはマルキーニョス、プレスネル・キンペンベ、クラブのアカデミーから出てきた17歳のエル・シャダイル・ビチャーブもいるが、派手な前線や中盤に比べると層は厚くない。ここを優先的に補強すべきだったとの見方もあり、昨季からチームが強化されているのか分かりづらいところがある。

前線ではスタッド・ランスでブレイクした20歳のFWウーゴ・エキティケを引き抜いたが、これに関しても同メディアは昨季レンタル先のRCランスで12ゴールと結果を出していたFWアルノー・カリムエンドの方が良かったのではと見ている。

カリムエンドは今季より同じフランスのレンヌに完全移籍しており、ここまで4ゴール3アシストと奮闘中だ。

最終ラインの補強が十分ではないとの評価だが、このままチャンピオンズリーグ・ベスト16で姿を消せば批判は避けられない。その場合は改めて昨夏の補強プランに厳しくメスが入ることになりそうだ。

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